クリエイター詳細

金谷 勉

出品者総合評価

出品商品
1
フォロワー
1
0
投稿件数
0
商品レビュー
☆☆☆☆☆ (0)

金谷 勉

プロフィール
有限会社セメントプロデュースデザイン 代表取締役/クリエイティブディレクター

京都精華大学人文学部を卒業後、企画制作会社に入社。広告制作会社勤務を経て、1999年にデザイン会社「セメントプロデュースデザイン」を設立。
企業の広告デザインや商業施設のビジュアル、ユニクロ「企業コラボレーションTシャツ」コクヨの博覧会「コクヨハク」星野リゾートアメニティ開発のディレクションなどに携わる。
2011年からは、全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」を始め、500を超える工場や職人たちとの情報連携も進め、職人達の技術を学び、伝える場「コトモノミチ」を東京墨田区と大阪本社ビル1階にて展開。経営にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組む活動は、テレビ番組『カンブリア宮殿』や『ガイアの夜明け』(テレビ東京系列)で取り上げられ注目を集めた。
各地の自治体からの勉強会や講演の依頼も多く、年間200日は地方を巡る。

京都精華大学デザイン学部プロダクトデザイン学部 講師
京都精華大学デザイン学部 客員教授
金沢美術工芸大学 美術工芸学部工芸学科 講師

2013年 Sabae mimikaki(鯖江みみかき)が「GOOD DESIGN AWARD 2013」を受賞
2013年 「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選出
2016年 Sabae mimikaki(鯖江みみかき)が「おもてなしセレクション2016」に選出
2018年 第3回「これからの1000年を紡ぐ企業認定」として京都市に認定
2019年 「コトモノミチat TOKYO」 モノづくりの町、墨田区押上にてオープン
2020年AYURI STYLING POLE(ウォーキングポール)が「GOOD DESIGN AWARD 2020 BEST 100」を受賞
2020年 「COTO MONO MICHI AT PARK SIDE STORE」大阪本社ビル1Fにオープン

金谷社長はじめ、有限会社セメントプロデュ―スデザインが取り組む「みんなの地域産業協業活動」。全国各地の町工場や職人との協業でのものづくりプロジェクトが運営されています。経営不振にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組む活動が、たくさんの人々を前向きに、そして勇気をもたらしてきました。

この取り組みのきっかけは、当時金谷社長が努めていた広告制作会社を辞め、知識や経験が全く無い中で、ゼロから学んだものづくりにあったのです。起業して仕事を掴んでいくためにも、自社プロダクトが必要だと考えた金谷社長。なんと最初に手掛けたのは、金型が必要な難易度の高いプロダクトでした。しかし金型もピンキリです。すぐにダメになっては追加費用を請求され、工場を変えても同じことの繰り返しだったそう。

そんな金谷社長に救いの手を差し伸べたのが、町工場を営む成瀬社長でした。試算したところ、しっかりとしたプロダクトをつくるためには、金型代も含め製造費用が100万円かかると判明。当然すぐに用意できる金額ではありませんでした。しかし成瀬社長は、手書きの借用書だけで金谷社長を信頼して、費用を肩代わりしてくれたのです。そんな男気に出会い窮地を脱した金谷社長。なんとか、最初に手掛けたプロダクトを、販売するところまでこぎ着けたのでした。

「みんなの地域産業協業活動」には、こういった経験が凝縮されています。今や多くの人に学びを与える金谷社長。その思想は、すべて実体験に基づいているのです。

町工場や職人との協業プロジェクトでは、つくりだす自社プロダクトを通して、優れた技術が知れ渡っていくことが大事なんだそう。有限会社セメントプロデュースデザインが手掛けるプロダクトは、一つ一つにしっかり特徴があります。実は、町工場や職人がもつ技術がプロダクトの個性になっているのです。そのためユーザーは、専門的な説明がなくても、プロダクトの個性から、技術のすごさを感じとれるのです。
さらに、自社プロダクト開発を通して、社内の一致団結にも繋がっていきます。メンバーが、自分の仕事に誇りを持てることは、短期的な売上より大事なのかもしれません。

今や日本全国には、様々なものづくりプロジェクトがあります。しかし、その中には当然成功と失敗があるのです。数あるプロジェクトの成否を分ける要因。それは、取り組む事業者の熱量なんだそう。もちろん、熱量をもって挑まければならないのは社長だけでなく、社員も同じです。

もっと見る