星子 卓也

Teruteru

1

使っていると気持ちも晴れる。てるてる坊主の靴ベラ

売価¥1,870(税込)

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地域別
北海道 ¥ 1,130
青森 ¥ 830
岩手 ¥ 830
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作品特徴
  • ・鞄に吊り下げて持ち運べる
  • ・持ち歩くと気持ちまで晴れそう
  • ・木のぬくもりに癒される

作品紹介

しっかりとした実用性がありながらも、ユニークでかわいらしい。遊び心溢れる世界観をもっていて、自然と引き込まれてしまう魅力的な商品である【Teruteru】。
実は、NPO法人ディーセントワーク・ラボが取り組む障害者就労支援活動の一環であるequaltoとデザイナーの星子さんとの共創でうまれたプロダクトです。
プロダクト開発ストーリーをデザイナーの星子さんと、NPO法人ディーセントワーク・ラボの本木さんにおうかがいしてきました。

ものづくりの現場における制約をいかに克服するか。

星子さんは木工技術というテーマからTeruteruのコンセプトやデザインを発想していったそうです。しかしその発想と障害者就労支援施設のものづくりの現場では、実現できることにギャップがありました。施設利用者の方は専門の職人さんではないので、その技術レベルにばらつきがあり、施設が所有している加工機材にも限りがありました。

そのような条件の中で無理なく製作できるようにするには、形状をできる限りシンプルにする必要がありました。利用者さんへの負担が少なく、簡単に作れるものにしていくのはとても良いことなんですが、その結果魅力の無いものになってしまっては本末転倒なため、クオリティを落とさない作り方を模索しました。施設運営の方とも何度もディスカッションをし、加工方法や素材を変えるなどしながら試作を重ねて少しずつ実現可能なものへと近づけていきました。

ものとしての役割が“オフ”のときでも、人に楽しみを与えられるプロダクト。

「どのようなモノでも本来の役割を果たしているオンの時と、本来の役割を果たしていないオフの時があります」と星子さんはおっしゃっていました。靴ベラは人が靴を履く時に用いられてはじめてオンの状態になります。しかし、そのオンとして機能している時間はとても短く、オフの状態で置かれる時間が圧倒的に長いプロダクトといえます。Teruteruはそんな靴ベラのオフをオンに変えてくれる、新しい価値で楽しめる商品としてデザインされたプロダクトです。
子供のころ大事な日の前にてるてる坊主をつくって「明日晴れて欲しい!」と願ったことは誰しもがありますよね。Teruteruを玄関や鞄に下げて使っていると、靴ベラとしてはオフの時でもてるてる坊主としてオンになり、見かけた人を楽しませてくれます。使う人の日常に寄り添うストーリー性があるTeruteru。「朝出かける時に今日も晴れであってほしいな!」そのような気持ちが自然に芽生える、大人も子供も笑顔にしてしまう素敵なプロダクトなのです。星子さんがおしゃっていた「ヒントは日常の中にこそあると思います」という言葉がとても印象的でした。

equaltoの商品におけるデザインとはいったいどのようなものなのか。
equaltoはデザインの力で、私たちが生活する社会に新たな視点をもたらそうとしているのです。equaltoの根幹にあるのは、障害者就労支援という活動です。その活動の運営母体であるNPO法人ディーセントワーク・ラボの本木さんにお話をお伺いしてきました。

障害者就労の非常に困難な現状と向き合うequalto

equaltoの運営は、NPO法人ディーセントワーク・ラボとアッシュコンセプト株式会社、アクセンチュア株式会社の3社で行われています。2011年に起こった東日本大震災の復興支援をきっかけに、障害者の方を支援する目的で立ち上がったプロジェクトです。

障害をもった方の就労には大変大きな困難があるそうです。現在、障害のある方は全国に約973万人いて、そのうち約49万人は企業で働いています。一方、企業ではなく福祉施設で働いてお菓子やモノづくりを行う方もいますが、施設の形態によっては最低賃金が適用されないため、1ヵ月の工賃は平均で1.5万円ほどだそうです。

どうすれば障害者就労支援の中で「働き甲斐」をつくりだせるか。equaltoの根幹にあるのはすべての人が平等に、働くことへの意義を見出せる社会の実現です。

equaltoが目指すこと。それは「すべての人が平等で、すべての人の個性が輝くこと。」

本木さんにお話をお伺いするまで私たちは、このような現状をほとんど知りませんでした。
社会の大きな課題に正面から向き合いながら、実直に活動されている本木さん。実は大学時代からNPOやNGOの活動に興味があり、環境NGOで広報誌の執筆に関するボランティアをしていたそうです。環境問題から始まり、その後日本の市町村における農業や過疎化の問題へ取り組むために、大学3年時には1年間休学して北海道で活動されています。そこでは、普段農業と縁のない都市圏の高校生をホームステイという形で受け入れて農業体験サポートや、過疎化が進む町の魅力を住民参加型で形にしていくプロジェクトに従事していたそうです。本木さんの話をしている様子や、その内容から活動的でとてもエネルギッシュな人柄がうかがえました。

equaltoの活動を通して現在本木さんが実現したいこと、それは「すべての人が平等で、すべての人の個性が輝くこと。」
ネガティブになってしまいがちな要素を、どうすれば個性としてプラスに転換できるのか?この壮大で非常に難しい問いに対して一貫した活動をしながら、力強く前進している本木さん。
色々な人との出会いで培われた、多様な価値観を知って受け入れられる感性が、本木さんを通してequaltoに関わる人へ伝播しているように感じました。

equaltoが関わる人の「得意」を融合する。そこにあるデザインの力。

私たちはequaltoの商品を通じて本木さんと出会い、その活動の背景にある障害者就労という社会的な課題を知りました。一見するとすべてがマイナス要素となってしまう問題が、魅力的な商品として世にでるまでに立ちはだかる大きなギャップ。どのようにそのギャップを埋めて、さらにはプラスに転換しているのでしょうか?そこには「デザインの力」が大きくかかわっているのです。
equaltoに参画している障害者就労支援施設は、元々ものづくりをしていました。そして、それぞれの施設に得意分野があります。例えば、木工や革加工、陶器製作やフェルトボールづくりです。しかし施設だけの力では、お客様が対価を払って本当に欲しいと思える商品を開発して流通させることはとても困難だったのです。ここにデザインの力が発揮されています。equaltoの商品の多くは施設の様子や保有設備、得意分野を世の中にオープンにして行うデザインアワードを通して開発されているそうです。デザイナーさんは施設のこと、そこに在籍している方々のことを考え彼らの仕事が最大限活かされる商品を企画するのです。

アイデアを形にすることの難しさ。equaltoだからこそできること。

「障害者の就労という社会的な課題をデザインの力で解決する。」その言葉だけをきくと、
なんとも華麗なイメージあるかもしれません。私たちも本木さんにお話をお伺いするまでは、出来上がった商品とHPに掲載されている言葉だけを見ていましたので、実現する過程の困難さは知りえませんでした。
デザイナーさんや施設の方々は仕事の進め方も違いますし、普段まったく違う環境で生活をしています。当然考え方や視点も違うため、そのギャップを丁寧に埋めていかなくてはいけません。運営母体には双方を理解して懸け橋になりながら商品開発を進めていくことが求められます。
「モノが世の中に溢れている今の時代だからこそ、どうやってお客様に選んでもらうか。」そのことが大変重要であり、難しいことだと本木さんはおっしゃっていました。
equaltoの商品開発では通常のメーカーには無い困難さがあります。例えば試作品を一つ作るにしても、つくることが専門である工場に依頼するようなスピーディさは期待できません。施設ごとに行事のスケジュールは異なりますし、職員さんは他の仕事もたくさん抱えているため、とても時間がかかります。そして工程には手作業も多く、商品アイディアを形にしていく中で、想定外のこともたくさん発生するのです。アイディア段階ではよかった商品企画も、実際作ってみるとうまくいかず、仕様やデザインを変更したことも多々あるそうです。
関わる方々が得意分野を活かしながら、その時々で最善な策を考えていく。このように、多様な立場にあるプロジェクトメンバーが一致団結して、地道に困難を乗り越えて完成していく商品だからこそ、equaltoには他のブランドないオリジナリティがうまれるのではないでしょうか。

ひとつ、ひとつが違うこと。それが個性であり商品の良さになる。

「商品の価値をお客様に認められて、たくさん売れること。」このことが障害者の方が自分らしく働くモチベーションになり、さらに賃金アップへと反映されて就労が持続可能になる。こうおっしゃる本木さんは理想を実現するための現実的な視点を併せ持った方です。
他のメーカーは季節ごとに新商品を発売し、定期的にパッケージをリニューアルするなど、常に新しさを打ち出している。しかし、equaltoでは同じようなことはできない。
このような制約条件の中で、どのように商品に価値をもたせ販売し続けていくか。
プロジェクトが形になってきている今、次のステージへ歩む中での課題だそうです。その答えの一つが「人それぞれの個性=商品の個性」という考え方です。
均一で同じ規格の商品を量産する必要はなく、違いそのものを楽しめる商品をつくっていくこと。具体的には一点ものだったり、歪みが味になる商品だったり。
「みんなそれぞれ凸凹があって、補いあえればよいと思います。」
お話をお伺いする中で本木さんがおっしゃっていた言葉が、商品開発に中にも反映されています。
障害者の就労という社会的な課題に対して、どのような支援をしていくか?
それは作り手の個性とデザインを融合させた「違いを楽しめる商品」をつくること。モノ余りの時代だからこそ求められる商品がありequaltoだからこそうみだせる商品が、今後ますます求められていくのではないでしょうか。

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カラー:ウォールナット(レッド)+  ¥ 0

小計¥1,870

作品情報(仕様)
  • 素材:アユース、ウォールナット、綿
  • サイズ:約W45×D6×H87mm 紐の長さ:17cm
  • 品 番:EQ-030
  • 製品重量:約8g
  • 製造施設:社会福祉法人三和会(工房ふじ)

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