スプリングスプリングデザインチーム

SPRING SPRING スプリングマン1:20

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いつもへこたれない「バネ」、見ていると、元気が出てくるキーホルダー。

売価¥1,320(税込)

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作品特徴
  • ・「バネ」の製造技術からうまれたキーホルダー
  • ・ユニークさが楽しい会話のきっかけに
  • ・不思議とだんだん生き物のように見えくる

作品紹介

SPRING SPRINGシリーズ【SPRING MAN 1:20】は、普段は身の回りにあるモノの部品として使われていて、中々人の目に触れる機会の少ない「バネ」に光を当てたいという想いからうまれました。「バネ」の特徴を表す言葉はどれも「弾む」「伸びる」「つながる」「へこたれない」など元気のでる言葉ばかり。実は、「バネ」と「春」を表す「スプリング」の語源は同じなのです。【SPRING MAN 1:20】はキーホルダーとしてそっとあなたに寄り添います。
【SPRING SPRING】シリーズは部品として機能的に働くだけではなく、人の気持ちに作用する心の宿った「バネ」なのです。

【SPRING SPRING】シリーズは、バネメーカーである遠州スプリング有限会社と、デザイナー松田さん、桑田さん、植野さんとの共創によってうまれたプロダクトです。
プロダクト開発ストーリーをスプリングスプリングデザインチームと遠州スプリング有限会社の粟屋社長におうかがいしてきました。

厳しい制約条件からうまれた、「バネ」に抱く固定概念を覆したプロダクト。

工業製品の一部として、普段は直接触れることがほとんど無い「バネ」。みなさんは「バネ」についてじっくりと考えてみたことがありますか?
【SPRING SPRING】シリーズは「バネ」に抱く固定概念を完全に覆した新しい価値を世の中に提案しているのです。
松田さんは、デザインを開始する前に遠州スプリング有限会社へ何度も通ったそうです。
それは、遠州スプリング有限会社が持つ資源や、遠州スプリング有限会社がある岩田という場所について、そして粟屋社長ご自身の人柄を徹底的に理解するためです。半年をかけて丁寧なリサーチを続けました。

世の中に「バネ」はいくつも種類がありますが、遠州スプリング有限会社がつくれるバネはらせん状のみです。コストとの兼ね合いから、プロダクトはそのバネだけでつくれるものでないといけないという制約条件がありました。何か新しいことを発想して形にするには難しい環境だったのです。
しかし、そういった中で松田さんは遠州スプリング有限会社がもつ技術を分析して、紐解いていきました。
みなさんがよく知る「バネ」は、均一な直系の円柱状がほとんどですよね?実は、「バネ」の外形は30カ所のポイントを指定し、変化をつけることができるのです。工業製品の部品としてはあまり活用されないところですが、この自由度が【SPRING SPRING】シリーズをうみだす突破口になりました。

発想の飛躍から広がった、見た人を引き込む不思議な世界観。

言葉にすると「伸びる」や「跳ねる」といった「バネ」がもつ機能。最初に松田さんがデザインした【SPRING MAN 1:20】では、その機能が「人の気持ち」と結びつくことで、「バネ」の既成概念を壊すような世界観をつくりだしました。この発想のジャンプが【SPRING SPRING】シリーズの象徴です。【SPRING SPRING】シリーズは見た人を引き込み、「あッ」と思わせてくれる不思議なエネルギーがあります。プロダクト単体としてはもちろんですが、全体のストーリー性も楽しい。そして、桑田さんが手掛けたグラフィックデザインが、そのことを一瞬で伝えてくれるのです。リーフレットやパッケージ、使用されている文言に、工業製品の部品から飛躍したバネのイメージが徹底して反映されています。

ユニークなだけではない。徹底して追及されたバネだからこその機能。

【SPRING SPRING】シリーズのすべてのプロダクトは、見た目のユニークさだけでなく、「バネ」ならではの機能性を併せ持っています。これはシリーズを展開していく中で、松田さん、桑田さん、植野さんがストイックにこだわっているところです。

【spring man】は機能としてはキーホルダーですが、お父さんやお母さんや子供のイメージを「バネ」で絶妙につくりだしています。伸縮性がある「バネ」ならではの「触りたくなる感じ」が持ち歩く人の心を弾ませてくれるのです。

プロダクトは松田さん、グラフィックは桑田さん、プロモーションは植野さんと、担当は分担されていますが、【SPRING SPRING】シリーズの世界観を構築する判断基準は、完全に共有されているそう。
工業製品の部品というと、本来ゴツゴツしたイメージから無意識に男性的なイメージが強いかもしれません。しかし【SPRING SPRING】シリーズは松田さんと桑田さんと植野さんの個性が融合して、男性も女性も日常で使える中性的なプロダクトに進化しているのです。

「使っている時に気持ちが弾むというところだけは守れれば」と3人がおっしゃるように、
【SPRING SPRING】シリーズはどういう人が使うかをあえて明確に設定していないそう。
3人が想像していなかった使い方も、客さんから届くようです。

【SPRING SPRING】シリーズはメンバーの個性が時間をかけて融合した結晶。

工業製品一部である「バネ」をここまで飛躍させた【SPRING SPRING】シリーズ。
しかし、松田さんと粟屋社長のイメージがしっかりと一つになるまでには長い時間がかかりました。
「粟屋さんがユーザーとしては絶対買わないものなので、実際に発売してお客さんからの反応があるまでは、ピンときていなかったと思います」と松田さんがおっしゃるように、
粟屋社長が松田さんはじめ、桑田さん、植野さんを信頼しているからこそ【SPRING SPRING】シリーズは世に出ることができたのです。
「粟屋社長は目の前に現れるプロダクトに主観で一喜一憂することなく、デザイナーとしての専門性を尊重して信じてくれたことがすごくうれしいです」と松田さんがおっしゃっています。
試作は松田さんと粟屋社長の二人三脚で進んでいったようです。
そこでは、デザイナー視点とものづくり視点の融合が、「バネ」の製造工程だからこそうまれました。
「バネ」の製造工程では、直径やピッチの数値変更など、形状の調整をリアルタイムに行えます。
そのため、松田さんのプロダクト形状に対する美的感覚を、粟屋社長がミリ単位の数字で調整して、カタチにしていけたのです。それは、まるで2人で粘土をこねながら試作を重ねている感覚でしょうか。
こうした距離の近いものづくり現場で【SPRING SPRING】シリーズは年月をかけて発展してきたのです。
松田さんの感性と粟屋社長の度量の大きさからうみだされるプロダクトを、桑田さんが的確に統合したビジュアルと言葉で表現する。それを植野さんが伝えるべき相手の心の導線に響くプロモーションをする。【SPRING SPRING】シリーズ世界観は、これからますます面白くなっていきそうです。

「現状を何とかしなければ」 全力でもがいたからこそ見つけられた突破口。

粟屋社長が遠州スプリング有限会社の社長に就任された当時、会社は大きな経営課題を
抱えていました。年間数千万個以上のバネ部品を製造している遠州スプリング有限会社ですが、納品先をほぼ一社に依存していたのです。
「今は安定していても、その状況を改革しなければいつどうなるかわからない」という
危機感から、粟屋社長は色々な方法で市場開拓を試みたそうです。
しかし、機械部品の一部である「バネ」に付加価値をつけることは非常に難しく、大量生産でコストを下げられる大手メーカーとの価格勝負に苦心していました。
納期や生産ロットなど他社と差をつけるためのあらゆる方法を試みましましたが、既に実施されつくされていて、中々突破口を見出せずにいたのです。
「とにかく、何か現状を打開する方法はないか模索しました」と粟屋社長がおっしゃるように、業界とは畑違いであるデザインの勉強会へも参加していたそう。
その勉強会で偶然「デザインの力で公園に散乱していたゴミ問題を解決した話」をきいたのです。このことが、粟屋社長はじめ遠州スプリング有限会社の転機となりました。
その話とは「ゴミ箱にゴミを投げ入れた時に、モノが落下していく効果音を出したところ、ゴミを拾ってゴミ箱へ投げ入れる人が増えた」というデザインによる課題解決でした。
粟屋社長は「ゴミですらアイディア次第で新たな価値をうみだすのであれば、バネにも新しい価値が必ず見つけられるはずだと思いました」と、デザインに一筋の光を感じ取ったのです。

「バネにはまだまだ可能性があるはず」 デザインの力に望みを託す。

粟屋社長が参加したデザインの勉強会では、ワークショップを通してデザインを実習する機会もあったそうです。お菓子のパッケージアイディアをその場で考えて、グループ内でプレゼンテーションするといった内容でした。
質の高いアイディアを発想して具体的な形にしていく慣れないプロセスに大変苦戦したようです。
粟屋社長は「やはり自分は技術的なことに専念して、デザインはプロに任せるべきだ」と考え始めました。そしてデザイナー松田さんとの出会いがあったのです。
最初のきっかけは「バネの製造技術でこのようなプロダクトはできませんか」と松田さんからの話だったそう。だだ、そのプロダクトは技術的に実現が難しかったのです。
しかし、この出会いで「この人には何か光るものがある」と松田さんの発想に可能性を感じ取った粟屋社長は、バネの製造技術を活用した新たなプロダクト開発をゼロから託すことに決めました。

信頼して任せる勇気がプロジェクトの原動力に。

意外に思われるかもしれませんが、バネの製造機器は普段ごく一部の機能しか使われていないのです。けれども、デザイナーさんは製造機器の普段使わない機能に着目して、どうにか活用できないかと考えていくそうです。
「どのようなプロダクトになるか分からない時は、その視点を理解することに時間がかかりました」と粟屋社長がおっしゃるように、慣れない考え方を受け入れるのはとても大変なことです。
しかし、粟屋社長は始めから「何がうまれるか分からないけれど、とにかくやってみよう」と松田さんを信頼していました。
発想を広げて普段気づかないような物事に着目することが、新たなものをうみだすためにとても重要だと気づいたそうです。
粟屋社長の「人を信頼して思い切って任せる勇気」がプロジェクトの原動力になっていたのです。

何度も試作を重ねてイメージを形にしていく。

実際にデザイン案を試作してみると、最初はなかなかイメージ通りにはいかなかったそうです。
理想通りの実現が不可能な場合でも、粟屋社長と松田さんは製造機器の前で何度も試作を繰り返し、松田さんのイメージに合わせていったのです。
粟屋社長と松田さんは、技術視点とデザイン視点からアイディアを出し合いました。このような思考錯誤を繰り返す中で出来たプロダクトは、最初のイメージより良くなったということがほとんどだったようです。
【SPRING SPRING】シリーズのような気持ちに訴えかけるプロダクトは、感性を粘り強く技術で形にしていく挑戦で実現したのです。
実は【SPRING SPRING】シリーズの試作から商品製造まで一人で行っている粟屋社長。
機械部品としてのバネには必要ないパッケージ包装も、心を込めて手作業で行っています。
その原動力は「面白い」「楽しい」と思ってくれるお客さんの存在だそう。
「バネはいたるところで沢山使われています。もし無かったら世の中が成り立たないぐらいです。しかしあまりその姿を目にすることはありませんよね。だからこそバネに光を当てたいのです」という想いから【SPRING SPRING】シリーズがうまれました。

「必ず会社の次世代を支えるような商品をつくる」という強い意志。

【SPRING SPRING】シリーズのように遊び心溢れる商品が遠州スプリング有限会社からうまれた背景には、会社の歴史に刻みこまれた実直な仕事感があります。それは【不良品は出さない。納期を守る。】という基本を徹底することです。不良品は1年にひとつ出るかどうかの精度を保っているそう。
その基本を守るために、一個一個検品するコストと時間をあえてかけているのです。
こういった根幹がしっかりしているからこそ、豊かな発想を具現化できる技術力が培われているのです。
粟屋社長はじめ遠州スプリング有限会社が新たな挑戦をする理由。
それは「厳しい現状を生き残り、遠州スプリング有限会社の次世代を支えるような商品をつくっていきたい」という強い気持ちがあるからです。

クリエイターコメント

バネはふつうは工業製品の部品として使われる、縁の下の力持ち的な存在ですが、バネだけで商品をつくっているSPRING SPRINGはバネそのものが主役です。SPRING SPRINGの商品はインテリアの一部として部屋の中に自然に溶け込むものですが、よくよく考えたらバネを棚やデスクに置いているなんて、不思議な感じがします。さらに、この商品を見た人が「かわいい」なんて言ってくれるのを耳にすると僕は「バネなのになあ」なんて面白くてニヤついてしまいます。時々感じるそんな“違和感”もこの商品の面白いところです。

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販売元

遠州スプリング有限会社

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小計¥1,320

作品情報(仕様)
  • male(男):高さ/93mm,φ21mm,巻数/53巻,重さ/16g
  • female(女):高さ/79mm,φ21mm,巻数/68巻,重さ/18g
  • boy(男の子):高さ/52mm,φ15mm,巻数/48巻,重さ/13g
  • リング:φ32mm
  • 素材:ステンレス
  • 取扱注意: 
    ●素材の特性上、使用に伴い変色することがあります。
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