パッケージ
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池田 宏充

1PLATE PRODUCTS マルチオープナー

9

4つの「開ける機能」を一つに集約したマルチオープナー。

売価¥1,980(税込)

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¥ 370

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作品特徴
  • ・急な時に無いと困る機能を凝縮
  • ・機能を発揮していない時でも絵になる存在感
  • ・プレゼントで喜ばれる便利グッズ

作品紹介

栓抜き、ペットボトルのキャップ、ボトルの中栓、缶入り飲料のプルトップと、これ一つで何でも開けられる【1 PLATE PRODUCTS】シリーズの【MULTI OPENER】。とても機能的でありながら、使わない時にしまっておくのがもったいないぐらいの存在感をもっています。一枚のシンプルなプレートが、さまざまな機能を持ったプロダクトに変化している【1 PLATE PRODUCTS】シリーズ。

【1 PLATE PRODUCTS】シリーズは硬度のある特殊な素材加工技術をもつ新中央工業株式会社とデザインスタジオDRAWERのデザイナーである池田さんとの共創で生まれたプロダクトです。プロダクト開発ストーリーをデザイナーの池田さん、新中央工業株式会社の中西社長と石原さんにおうかがいしてきました。

1枚のシンプルな板に込められた便利な機能。

1枚板から様々な用途をもったプロダクトがうまれていく【1 PLATE PRODUCTS】シリーズ。思わず前のめりに「どういうものがあるの?」と興味をそそられてしまいますよね。
このユニークなストーリーは、新中央工業株式会社の中西社長とデザイナーの池田さんが出会い、始まったのです。もちろん現在進行中。

無造作に置いてあるだけで自然と触れたくなる【MULTI OPENER】。立体物でありながら、不思議とまるで一枚の「絵」を見ているような感覚があります。このプロダクトを製造している新中央工業株式会社。実は、無機質な工業製品をメインで手掛ける企業なのです。
工業製品の部材であるステンレスの1枚板。私たちは普段触れることはもちろん、見ることもありません。池田さんは新中央工業株式会社の工場を訪れ、扱っている素材や加工技術についてヒアリングしていったそう。そこで見出した、1枚の板というシンプルな形状に「開ける」機能をもたせるアイデア。【MULTI OPENER】開発プロジェクトの起点は、実際のものづくり現場にあったのです。

すべての「開ける」を一つに集約。

【MULTI OPENER】開発の初期段階では、ペットボトルを開ける機能のみだったそう。ただ、普段意識していないかもしれませんが、何かを「開ける」行為は意外と多いのです。

そこで池田さんは工夫を凝らし、「開ける」機能を追加することに。しかし「1枚の板」という条件は、大きな制約になりそうですよね。実はここに、新中央工業株式会社の加工技術が活かされているのです。新中央工業株式会社は、硬い板材に精度の高い切り込みや穴を開けることができます。【MULTI OPENER】は「1枚の板から」というユニークなストーリーを守りながらも、使い勝手のよい便利な機能性をもっています。ここに、デザインの力が光っているのです。1枚あれば、すべての「開ける」シーンに対応できる【MULTI OPENER】。複数の機能を合わせもっているからこそ、ユーザビリティもしっかり調整されています。

機能を超えて、置いておくだけで絵になる可愛さ。

普段ものを「開ける」動作で困るのは握力が弱い女性やお年寄りです。そのため【MULTI OPENER】には、機能だけの単なる便利グッズには無い「可愛らしさ」が追求されているのです。フラットな形状を活かすために、華美な装飾はしていません。無駄な要素が一切ないシンプルさが、年齢問わず受け入れられるのではないでしょうか。ごく日常で使うものだけど、他の道具には無い特別な愛着を持てそうですね。

あるようであまり無い「プレゼントできる便利グッズ」

とってもミニマルな姿に施したビビットなカラーリングが、見た人を「はッ!」とさせる【1 PLATE PRODUCTS】シリーズの【MULTI OPENER】。
実は開発起点になる前身のプロダクトがありました。それは、お年寄りがペットボトルのキャップを開けやすくするための、いわゆる便利グッズ。ある企業のノベルティとして、新中央工業株式会社が開発したのです。
当時販売はしていなかったものの、とても機能的でもらった人から大変喜ばれていたそう。
年齢を重ねて握力が弱くなるという、誰もが直面する悩みを解決してくれるプロダクトだったのです。このような便利グッズといえば、百円均一ショップで見かけることが多いですよね。みなさんは百円均一ショップでの買い物で「あの人にプレゼントしたら喜ばれかも」と思う商品に出会うことはありませんか。しかし、機能は優れていてもプレゼントに不向きな商品が多い現状。そこで、現在の社長である中西社長が「プレゼントできる便利グッズ」をつくろうという想いで始まったのが、【MULTI OPENER】の開発プロジェクトだったのです。

普段あまり目することのないニッチな技術が、デザインと融合。

開発起点になったノベルティとは、似ても似つかない【MULTI OPENER】。見た目だけではなく機能も発展しているのです。とってもミニマルな板に、栓抜き、ペットボトルのキャップ、ボトルの中栓、缶入り飲料のプルトップという4つの「開ける」機能を合わせもっています。ただ、使用時にプロダクトへ強い力がかかる機能ばかりです。当然、プロダクト自体の高い強度が求められます。
そこでデザイナーの池田さんは、新中央工業株式会社のある技術に着目しました。それは強度の高い素材をプレスで精密に加工できる技術です。この技術は、高速道路に設定されている防音壁の緩衝材になる、ステンレス製の板バネ製造に活かされています。「板バネ」と聞いてすぐにイメージできる方は少ないのではないでしょうか。実は私たちの身近なところでも「板バネ」の性質が活かされているプロダクトがあります。それは、紙を挟むクリップ。「板バネ」という言葉自体に馴染みがなくても、意外と身近なところにあるのですね。

製造に惜しみなくかけられた時間と手間。

【MULTI OPENER】の素材は強度の高いステンレスです。高強度な素材のプレス加工では、素材自体が割れてしまうこともありますし、プレス機材が破損する場合もあるのです。
【MULTI OPENER】ではボトルの中栓抜きにあたる先端部分と、ペットボトルのキャップを開けるギザギザ部分のプレス加工が特に難しいそう。何度も試作を重ねて、加工精度を上げることで、高強度なステンレスへの複雑な加工を可能にしたのです。プレス加工はいっきに行うのではなく、慎重を期して数段階に分けて行っています。そしてささくれのような「バリ」を一つ一つ手作業で削って仕上げします。洗練されたミニマルな形状は、とても丁寧に手間をかけてつくられているのです。

【MULTI OPENER】の「カラーリング」は、そのミニマルな形状をさらに引き立てています。当時、新中央工業株式会社には塗装の専門職人が社内にいませんでした。そこで社員さんが、【MULTI OPENER】の塗装技術を外部の塗装業者へ習得しに行ったのです。石原さんも塗装したことがあるそうですが、手作業でムラなく均一に塗るのは想像以上に難しいそう。塗装は1色ずつ2回に分けて行われています。1色塗る毎に1時間の乾燥工程があり、設備上一度に20個ずつしか乾かせません。このように【MULTI OPENER】は、決して効率よく大量生産できるようなプロダクトではないのです。

【1 PLATE PRODUCTS】シリーズが結びつけた暖かな縁。

【1 PLATE PRODUCTS】シリーズの第一段である【MULTI OPENER】には、特別な想いをもっている石原さん。【MULTI OPENER】のことは入社前から知っていたそう。新中央工業株式会社の企業HPで偶然【MULTI OPENER】を見かけたことが、面接を受けるきっかけになりました。製造業とは全く違う業界を志望していた石原さんでしたが、【MULTI OPENER】の印象にとても惹かれたのです。当時石原さんは、たくさんの企業面接で社会の厳しい洗礼を受けていました。少しずつストレスが蓄積されてく日々を過ごしていたのです。そのような中で受けた新中央工業株式会社の面接が、石原さんを癒していったのです。広島市民球場でビールの売り子をしていた石原さんは、工場長と広島カープの話題で意気投合。最終の社長面接でありながら、中西社長との自然体で肩肘張らない優しいやり取り。
面接後に総務の女性と交わした「あそこにきれいな大根の花が咲いているでしょう」という何げない会話。石原さんは今まで企業に抱いていた冷たい印象とは真逆の新中央工業株式会社に出会ったのです。面接を通して「アットホームな会社とはまさにこういう会社だ」と思ったそう。【MULTI OPENER】が石原さんと新中央工業株式会社を結びつけてくれました。

「人がやりたがらないことに、あえて挑戦する」 新中央工業株式会社のものづくり。

石原さんは【1 PLATE PRODUCTS】シリーズの商品企画や販売を、入社早々から中西社長との二人三脚で行っています。デザイン性の高さから、見た人に機能が自然と分かりやすく伝わる【MULTI OPENER】。テレビドラマの中で使われたこともあるそうで、使用していない時でも存在感を放っています。しかしその奥に、ビジュアルだけでは分からない関わる人の想いがあるのです。
「購入して頂いたお客様には、自分が感じるように【MULTI OPENER】に愛着をもってほしいです」とおっしゃる石原さんがとても印象的でした。
入社早々から責任ある仕事を任されている石原さん。プレッシャーを感じているかと思いきや、その語り口からは充実した日々の光景がイメージできます。

【1 PLATE PRODUCTS】シリーズを起点に出会った石原さんと新中央工業株式会社。
中西社長が新中央工業株式会社のものづくにおいて大事にしていること。それは「人がやりたがらないことに、あえて挑戦する」という考え方です。
新中央工業株式会社は金属プレス加工以外にも、アルミを人工的に酸化処理して耐食性や耐摩耗性を高めるアルマイト加工の事業も運営しています。物理的な領域と違い化学的な領域は、見た目に分かりにくい技術のため敬遠されがちだそう。中西社長はこの領域であえてゼロから事業をはじめました。中西社長を中心として、知見がない未知へも臆することなく挑戦する新中央工業株式会社の方々。こういった文化をもった技術企業から今後うみだされる、ユニークで面白いプロダクトが楽しみですね。

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販売元

新中央工業株式会社

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本体¥1,980

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なし

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カラー:GREEN / PURPLE+  ¥ 0

小計¥1,980

作品情報(仕様)
  • 素材:ステンレスバネ鋼(メラミン樹脂塗装)
  • サイズ:H138mm x W38mm
  • 取扱注意: 
    ●ボトルや缶のふたを開けるときは、容器をテーブルの上にしっかりと安定させて開けないと中身が飛び出すことがあります。
    ●幼児や小児の手の届く所には保管しないでください。
    ●ご使用中は指をはさまないように注意してください。
    ●本来の目的以外には使用しないでください。
    ●酸に浸漬したり、加熱しないでください。塗装が剥離する原因になります。
    ●火のそばや高温になる場所に置かないでください。変色や火傷の原因になります。
    ●ペットボトルのキャップのサイズが30㎜以外のものには使用しないでください。
    ●ボトルキャップを開ける際に塗装が剥離する場合があります。

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